舌を噛みそう!! イタル・デザイン ビッザリーニ マンタ by マーキュリー
あの有名なデザイナーのジゥジアーロが独立しイタルデザインという会社を設立したのが1968年、そしてその第1作目に発表されたのがこのマンタなのです。 俗に言うワンモーションスタイルという斬新なアイデアはその後のすべてのスーパーカーに影響を与えたいっても過言ではありません。
マンタとはその名のとおりエイの一種であり、各部のモチーフの部分にエラの模様などがデザインされています。 しかも驚くことにすでに並列3シーター、センターステアリングを取り入れています。 なんとあのマクラーレンF1の20年も前にすでに考案されていたんですね。 さすが巨匠のデザインです。
肝心のミニカーのほうはイタリア・マーキュリー製のものが発売されそのプロポーションは秀逸の出来であります。いっぽうスペインのナコラル・インターカーのブランドで発売されたものがあるのですがこちらはほぼマーキュリーのコピー品のようです。輸入元のヨネザワがダイヤペット・ヨーロッパと称して販売もしていました。
実車のほうは世界各地のモーターショーを巡回し1970年の後楽園での展示後、アメリカに輸送中に盗難にあい、数十年にわたって行方不明になったいたものがある日イタリアの保税倉庫に放置されていたのを発見されて去るコレクターが入手、現在ではイタルデザインに保管されているという数奇な運命をたどってきた車でもあります。
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