通称 デイトナ = フェラーリ365GTB/4
フランスの老舗ミニカーメーカーのソリド社が発売したデイトナはそのグラマラスなプロポーションを見事に再現しています。おまけにフロントのボンネットを開けるとなんとV12エンジンがお出ましになります。左右のドアも開閉するなどうれしいギミック満載でなおかつボディラインをくずしていない傑作と言えるのではないでしょうか?
当時の流れはどのメーカーもミッドシップに移行している時であり、フェラーリもまたBBへと進化していくことになります。そういう意味では最後のフロントエンジン車と言われました。(最近でこそフェラーリもGT系ではフロントエンジンを採用しているモデルがありますが) デイトナが登場した1967年のデイトナ24時間レースで330P4が1-2-3フィニッシュしたことからこのフェラーリ365GTB/4はデイトナと呼ばれるようになりました。
ただしこのモデルも後にレーシング仕様に金型が改修され、フロントライト回りが変更されるとともにオーバーフェンダー付きに変わっていきました。したがって純粋な初期ロードバージョンとしたモデルは当然のことながら再販されることはありませんでした。残念! ミニカーとしての人気も初期型に軍配があがります。
しかしながらレース仕様となったデイトナはちゃんとル・マンを走った実車に基づいた考証のデカールが付属しておりご覧のように並べてみるとそれなりに絵になっています。レース好きには逆にこちらのほうが魅力的に見えるかもしれませんね。(笑)
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